風の鳴る音
既刊情報
制作秘話93
かぐや姫の罪と罰
制作秘話92
竹取物語ネタばれ
制作秘話91
一番大事なこと
制作秘話90
小説家へのルート
制作秘話89
読みやすい小説を書くには
制作秘話88
平氏は本当に滅びたのか(ネタバレ)
制作秘話87
平家物語の名前
制作秘話86
「細かい」仕事
制作秘話85
意外な上達のコツ?
制作秘話84
物語創作最大の難関
過去の制作秘話一覧
中高生むけの作品

既刊の案内と情報はこちら

 

制作秘話 76

《其の七十六》

小説家ならではの「ついやっちゃう癖」について、です。時海限定。小説家でも、他のかたは違うかもしれません。

そして、癖がついたからといって、小説を書くトレーニングになる、かどうかは知りません(笑)


それはですね、妄想、です。

それだけかい、と突っ込まないでぇ(笑)


電車乗ってて、車窓から見える家に、どんな人が住んでいるのか、一瞬、二・三秒で考えてしまう。
洗濯物とか、庭の様子とか、家のデザインや古さで、興味を惹く家ってあるんですよね。

電車乗ってて、近くの座席の人が何考えているのか、想像してしまう。
今乗っている理由なんかを、服装や持ち物から。
きっと誰にでも小さなドラマって、毎日どの瞬間にもあると思ってます。

電車乗ってて、この景色の中にもしも自分が生活していたら、どんな人生になって、どんな光景が見えていただろう、と想像する。
旅行番組とか見てても、やります。


今読んだマンガの続きの展開を予想する。
――当たったり外れたりです。

事件の現場を報道するニュースを見て、私がそのときそこにいて、巻きこまれたらどんなことになっていたか、想像する。
それで被害を受けた自分がかわいそうになって、うっかり泣いたり。


何か困ったとき、魔法が使えたらいいのに、と魔法が使えてる自分を想像する。
……ぼんやり想像してるひまがあったら、対策に行動した方が、解決が早いんですけれど。
あるいは白馬の王子様が助けに来てくr(以下略)

なかなか連絡をくれない知人が、いったい今どうなっているのか想像する。
世界の滅亡を阻止するために闘っているとか、悪の組織に誘拐された、なぜならある特別な一族の末裔だったため、とかがグッド。○○さんも仕事忙しそうだな、は妄想とは呼びませんね^^


というわけで、妄想に日々のかなりの時間を費やすので、他人から見たら、私は単に「いつもぼけーっと、ぼんやりしているヘンな人」なのです。
子どもの頃からそうでした。たぶん一生そうです。

私は文を書くのが好きなわけではありません。妄想するのが好きなだけなんですよ、実は。
が、妄想してるだけではお金にならないから、文字に出力して、他人さまに買っていただいて、そのお金でご飯をいただいております。
皆さま、毎度ごひいきにどうもありがとうございます。

(C)2005-2017 Yui Tokiumi all rights reserved