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物語のひみつ 1

《その1》

2歳にして活字中毒にかかったらしい(母・談)私が、子どものころに、「こんなお話をつくってみたい」と思った本をご紹介します。感想文の宿題で本選びに困ったとき、手にとってみていただけたら、なんだかうれしいですね。
いくつもあるのですが、いまでも読める名作のみ、選んでおきましたので。

一番最初は「エルマーのぼうけん」三部作(R.S.ガネット・作 わたなべしげお・訳 福音館書店)。
5歳くらいだったと思います。保育園の図書コーナーで借りて読んだので。
初めて、冒険ファンタジーというものにふれ、「お話って竜が出てきて、閉じこめられた友だちを助けに行って、いろいろ危ないめにあうんだ」としっかり思いこまされた、私の読書の好みを決めた本(笑)かもしれません。

その次は「龍(たつ)の子太郎」(松谷みよ子・作 講談社)。
9歳だったと思います。母が買ってきたのではないかな? 現在も私の本だなにあります。
初めて、和風でラブな冒険ファンタジーに触れ、「お話って竜が出てきて……以下略」としっかり思いこまされた、私の人生の道連れ趣味を決めた本(笑)かもしれません。

それからはまったのが、子どもむけに手直しされた名作ミステリー。学校の図書室で借りました。たぶん、あかね書房版だったと思います。10歳でした。
最初に読んだのが、ポーの「黄金虫」という暗号で宝捜しをする話、次がドイルのホームズから「踊る人形」という、これも暗号の話、次が乱歩の「二銭銅貨」……。
たまたま図書室に借りられずにあった本が、私のパズル作家になった原因です(笑)。

さらにその次は「ドリトル先生」シリーズ全巻(ロフティング・作 井伏鱒二・訳 岩波書店)。
11歳。一人称、というのを私に教えたのは、ワトソン博士とトミー少年です(笑)。これも本だなにありますね。

ラブにはまったのは、中1のときの「赤毛のアン」(モンゴメリ・作)の続きの2作。
「アンの青春」「アンの愛情」ですね。
しかし、中学と高校はほとんど本を読まなかったです。漫画とアニメ漬け。漫画家にもなりたかったし、アニメの仕事もしたかった。たまに角川書店系のエンターテインメントや、コバルト文庫読んだくらい。
ものすごく漫画とアニメにのめりこんでました。
大学に入って親しくなった友人たちが、漫画やアニメ以外に小説を書いていたので、そこから漫画だけでなく、一般向けエンターテインメントやライトノベルを読み出し、今に至ります。

その友人の一人に貸してもらったのが「空色勾玉」(荻原規子・作 徳間書店)。そろそろ結論が見えてきましたね(笑)。もちろん、三部作は私の本だなに。漫画ではなく文章で物語を書こうと、思わせてくれた本です。
社会人になって読んだのが「月の森に、カミよ眠れ」(上橋菜穂子・作 偕成社)。このテーマと内容で本を書いて、なにやら受賞作になっている、こういう話を私も絶対書いてみたい、と決心させ、実際に書きはじめさせた本です。

でも、一番影響を受けているのは、やっぱり藤子・F・不二雄先生です。
「ドラえもん」もですが、「エスパー魔美」と「T・Pぼん」とSF短編の数々に。「魔美」「ぼん」はアニメから入り、立ち読みで読んだ……(今はない某駅前の書店さん、ごめんなさい)。
自分で書いた本で得たお金で、全部買おうと決めました。SF短編集はアルバイトして、大学時代に入手しました。デビュー作の印税で、大人買いしたのは言うまでもありません。「長編ドラえもん」もあわせて全部買いました。「鉄人兵団」「雲の王国」がお気に入りかな。

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