[ 時海結以 ]
こんばんは。
下着は労働のためにつけていたようです。家の中でじっとしていられるお姫様ならともかく、野山で働くとなれば、体の大切な部分を刺す虫や毒草から守らないといけませんからね。少なくても私の亡くなった祖母は、明治を生きた曾祖母にそう聞いていました。
資料でもそういう既述が多く見受けられましたし。
女性の地位が貶められたとすれば、それは古代の小さな八百万の神が、普遍的で大きな宗教にまとめられる過程で物の怪・妖しに貶められるのに似ているところがあるように思います。
それに輪を掛けたのが、近世つまり江戸時代、支配階級の武士の儒教的考え方や社会のシステム維持の都合が、教科書と教育によって普及したからなのです。
明治になってもその教育は続き、加えて、江戸時代の庶民にはなかった「貞操感」が、西洋から輸入したキリスト教的な習慣が教育に加わったのですよね。
いろいろと教科書では教えてくれない歴史の裏の部分を伝えたくて、それには社会科の先生になるよりももっといい方法はないかと学生時代から考え、小説を選びました。初めは漫画でしたが、絵が下手であきらめました(笑)
まだまだ志にスキルが追いつかないので、精進し続けたいと強く思っています。